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さよなら冬

by miku tsuchiya

君の目は私をすり抜けて私じゃない何かを見ていた

まだ寒い冬に暖かな春を想うように

この身はまだ冬にあるのに、心は少し先の暖かな春に憧れそこにあった

そして君は夢のような夏にひとり向かって行ったんだ

自由に飛んだらいいよ勝手に

今はただ我武者羅に走って歩いて

振り向きもせずに

傷ついても大丈夫なふりして

またすぐに立ち上がって歩き続ける


でも、いつか迷い疲れて私を探しても

もう私はいないから

でも、いつか傷だらけになって飛ぶのに疲れたら左ポケットに手を入れてみて

いつものいたずらじゃないよ

暖かく淡い憎しみで握った小さなお団子を入れておいたから

憎しみの力で握ったけどね、原材料は感謝と応援の気持ち

君、それを見て何を想うだろう

暫く春に憧れ春を夢見ていたけど、

もう私は春を物にして、夢のような夏に向かっています

さよなら冬

暫くは何も恐れないで広い空を飛ぶの



miku tsuchiya
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