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写真か旅か それが問題だ

by miku tsuchiya

結局のところ、どっちがしたいんだ?
どっちが大切なんだ?どっちに重きを置きたいんだ?

これは私がずっと自問自答していることの一つです。

なぜ自問自答しているかって?
写真も旅もどちらもクオリティーを上げたいから。

ではクオリティーの高い写真とは?
知り尽くし使いこなしている愛機で撮る写真
物語が合間見える写真
オリジナリティーのある写真
良くも悪くも見る相手の好奇心を掻き立てる写真
そして何よりも自分が好きな写真

ではではクオリティーの高い旅とは?
現地の人と深く会話をする
その地の歴史や地理を知る
その地の物を食べる
その地に泊まり、日の出前〜深い夜を見る
歩く
挑戦する

毎回のことなんだけど、どちらもやろうとすると
どちらも中途半端になってしまう。これが嫌なんだ。
中途半端になってしまう理由の一つとして
『時間が限られている』ということ。
基本、私の島旅は4泊5日か5泊6日。島旅の場合、移動に半日〜丸一日掛かることが多く
島を満喫してるのは実際のところ3日間くらい。
そんなに休みが取れるのかいっ!と言われそうだけど、
大自然相手に写真撮ります旅しますでは3日は少ない!

どこに行ったって時間は平等に流れているものだから
限られているのは当然の理論なんだけど、
人間が自分の足で地を踏みしめて歩くのと
車などの乗り物で地を滑るように高速で行くのとでは
着いた先での時間の取り方、旅全体の時間の取り方が違うと思う。
それを思うと時間は当然のように平等に流れているんだけれど、
その平等の中で使い方を変えることは出来そうだ。
そうなると使い方次第で結果も変わってくる。
上手く使えば同じ時間でも他人以上の結果が付いてくるということかもしれない。

ということで、今更挑戦しているのが自動車免許の取得。
3年前まで私は一生涯東京は出ないで東京で死のうと思っていたくらい東京を愛していた。
住まいも都心にあり、周りの人も免許を持っている人は少なく(いても超ペーパードライバー)
とにかく車が運転できるようになりたいとは一度も思わなかった。

それがいろんな人生の転機が訪れ田舎に帰り、
これからは自分の好きなことしかしないと謎の決断をして
写真をちゃんと撮り始め、島旅が始まり、旅にハマり、
旅を極めようとしたら車が運転できないとダメじゃんとなり今に至る。

無事に免許が取れたとして、時間の問題は解決できそうな予想は出来るが、
反面、クオリティーの高い写真を少々諦めなくてはならない気がする。

忙しい毎日と乗り物での高速移動は似ている。
忙しい毎日を放たれた矢のように過ごしていると季節の移りゆく姿を見逃す。
私は過去にあまりにも忙しい日々を送っていた為に
自国の首相が変わったことにも気がつかなかったことがあった。
本当に『放たれた矢のように』の文字通り、
朝になり放たれた私という矢は起きて身支度もそこそに電車に乗り、
職場に行きその勢いのまま夜まで激務をこなし、
弧を描き終わる矢のようにベッドへ落ちる。
これでは繊細なことに気が付けない。
周りどころか自分の変化にも気が付けない。
私はゆっくりとぼとぼ歩いて季節の変わり目に香る風の匂いに気付きたい。
その匂いを嗅いで、あぁ今年もこの季節が来たなぁと思いたい。

つまり、高速移動で移動する過程の素晴らしいものに気が付けないというリスクが怖い。
実際のところ島旅では歩いているからこその物が見られたり
歩いていたからこその人に出逢ってきた。
そういった経験が出来なくなってしまうということは
写真のクオリティーも旅のクオリティーも落としかねない。
それで誰でも出来るような THE 観光 の旅になってしまうのは避けたい。

便利を手に入れたらオリジナリティーがなくなるんではないかという不安はあるが、
私に車の運転が出来るという要素が加わり、写真も旅も極められる近い将来が楽しみなのも事実。
便利な術を身につけても今のこの写真と旅に対する率直な思いを大切にしたいので
ここに記します。

しかし、私運転の感覚がさっぱり身につかなくて
教習所ではすっかり出来ない子扱い(笑)
それでも私には免許取得のその先にやりたいことが山ほどあるから頑張れる。
好きなことをやり続けるって苦手なことや嫌なことを乗り越える手助けをしてくれる。
壁のその先の楽しいものを見せてくれる。その壁を超えて見たくなる。


私が自分の好きなことを守る理由は
常に成長させてくれるから。そしてそれを続けていれば、いざという時に自分を守ってくれるから。

だから明日も教習所すんごい嫌だけど楽しもー(笑)!
仕方ないな行ってやろうじゃないか。


miku tsuchiya
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